今年度から理工学部に新設したスマートコミュニケーション工学科では、工学の素養を基盤に、デジタルでヒト、モノ、セカイをつなぐ新しい工学を学び、社会とつながりを意識し、関連分野の知識と技術を融合・活用できる人材を養成するために、1年次から実践的な学びを展開しています。
1年次対象科目「プロジェクト基礎」では、問題解決型学習(PBL)を通して、リーダーシップやコミュニケーション、ファシリテーション、モチベーション、スケジュールプランニングなどの、プロジェクト遂行に必要な基礎を身につけることを目的としています。授業は複数の教員による演習型実施され、基礎を学びながら実践的に活用する力を養います。
6月10日(水)、牛見宣博教授による授業テーマは「新しいタイプの〇〇を考える:創造×組み合わせによる対話型デザインワークショップ」。学生たちはグループに分かれて「衣服」「病院」「学校」などからひとつのテーマを選び、そのテーマとは別ジャンルのモノを組み合わせ新たな価値を生み出すシステムやサービスについて構想を練りました。その後実施したプレゼンテーションではコンセプトを可視化したアイデアを発表。どんな体験が生まれ、社会にどう役立てるのかなどを全体で共有しました。

また、6月17日(水)には、鶴田和寛教授による授業でAIの活用方法を学ぶグループワークを実施しました。前半では、「大学生活を楽しくする方法」という共通テーマのもと、グループごとにAIに提案を求め、その結果を評価・発表しました。この過程を通して、情報が均質化されやすいAIの特性を体感し、AIと人間それぞれの役割について理解を深めました。さらに鶴田教授は、同じものを見てもそれぞれの「感性」によって見え方が異なることに触れ、大学生活ではその「感性」を磨くためにさまざまな経験を積んでほしいと伝えました。
後半では、より実践的なAI活用に挑戦。「未来の〇〇」をテーマに未来の製品やサービスを考案し、プロンプトを工夫しながらアイデア創出、情報収集、企画のブラッシュアップ、発表準備に取り組みました。学生たちは、これからの生活に不可欠となるAIとの共創プロセスを、実践を通して学びました。

同学科では、システムやサービスの設計にとどまらず、それを実社会で活用するための発想力やチームで課題を解決する力を養い、今後さらに実践的なプロジェクトへと学生たちの学びを発展させていきます。
【スマートコミュニケーション工学科】




