在日米国大使館および在韓米国大使館が米国務省教育文化局Regional English Language Office,Korea Japan English Campと共同開催する日英韓教育国際プログラム「Trilateral Teacher Training」に国際文化学部国際文化学科から3名の学生が参加しました。
【「Trilateral Teacher Training」本学選出学生】
丸山 友大さん(3年/田川高校)
阿部 愛里さん(4年/鹿児島実業高校)
日野 晴菜さん(4年/宗像高校)
本プログラムは米国政府のサポートにより、日本と韓国の英語教員を目指す教職課程履修学生を対象にアメリカのコミュニケーション英語教授法の専門家が研修を行うものです。本年3月~5月にかけて本学学生は、韓国の学生とともに互いの国の教育現場を視察しながら英語教授法を学びました。
研修を終えた学生に本プログラムでの活動についてインタビューしました!
■丸山友大さん
このプログラムで、私はアメリカの生徒中心学習(CLT)と、日本・韓国の英語教育との考え方の違いを深く学びました。日本や韓国が「英語を教える」ことに重点を置く一方、アメリカは「英語を使って何かを学ぶ」ことを重視している点に大きな発見がありました。国際文化学部での英語で実施される授業を履修していたため、英語の聞き取りやコミュニケーションに困ることはありませんでしたし、大学の講義内容と研修内容が一致することも多く、理解がスムーズでした。今後は、今回学んだことを日本の教育現場でいかに応用できるかが重要だと考えており、「常に生徒が中心」というマインドセットを忘れずに授業づくりに生かしていきたいです。
左上が丸山さん
■阿部愛里さん
このプログラムでは、日本の学生と韓国の学生が共に英語教育について深く学びました。特に、各自で行った模擬授業の成果をポスタープレゼンテーションで発表する時間は、授業作りのヒントを多く得られ、帰国後の教育実習にも役立ちました。多くの場面で、韓国人学生の学びに対する意識の高さに刺激を受け、私自身も積極的に質問や発表をするよう心がけました。将来、教育関係の仕事に就きたいと考えており、このプログラムを通して高まった英語教育への関心や意識を忘れずに、さらに学びを深めていきたいです。
右が阿部さん
■日野晴菜さん
特に印象深いのは、言語や文化の異なる韓国の友人たちとの交流です。互いの言語や文化を深く理解し、リスペクトし合う姿勢の大切さを実感しました。九産大での英語によるポスタープレゼンテーションの経験が、今回の研修での発表に大いに役立ち、自信を持って臨むことができました。将来、中学校の英語教員を目指す私にとって、このプログラムで得た学びは非常に貴重です。今後は、生徒の特性を考慮した授業づくりに今回学んだことを取り入れると共に、他者の多様な考え方や文化を尊重する姿勢を大切にしていきたいです。
右が日野さん