「サイバー防犯ボランティア」勉強会を実施 — 福岡県警・警察庁が視察

 

 11月26日(水)、理工学部情報科学科石田俊一教授の研究室に所属する3・4年生が、サイバー防犯ボランティア活動に関する勉強会を実施しました。同研究室は福岡県警察本部と連携し、「KSU cyber patrollers」として活動を展開しており、当日は福岡県警察本部サイバー犯罪対策課に加え、警察庁サイバー警察局も視察に訪れました。

 勉強会では、警察庁が推進する「サイバー防犯ボランティア」に基づき、「サイバー防犯ボランティア広報啓発コンテスト」のテーマ検討を行いました。4年生は2班に分かれ、動画作成に向けて、動画のテーマである「フィッシング詐欺」や「サイバー攻撃者にさせないための取り組み」について事前に学習し、3年生に説明。その後、3年生とともにディスカッションを行い、採用案を検討しました。

 検討の結果、中学生を対象とした 「故意的にサイバー攻撃者にさせない」に決定。今後、30秒動画の制作に向けて具体的な構成や演出を詰めていきます。

 その後、警察庁と福岡県警察本部との意見交換会が行われ、直近でもボイスフィッシングによる巨額の被害が発生している現状やサイバー犯罪ボランティアの取り組みについて、日頃の防犯活動に関する報告がありました。

 学生は「自己啓発も兼ねて専門分野に触れながら取り組むことができ、意識を高め、知識を増やし、再確認する機会となりました。家族や友人にわかりやすく伝える大切さを学ぶ一方で、ボランティアメンバーを増やす難しさも感じました」と話します。

 同学科では、情報セキュリティの授業を通じた研究室活動で、今後もこうした取り組みを積極的に支援していきます。

【情報科学科】

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