
8月30日(土)~31日(日)、グローバル・フードビジネス・プログラム(GFBP)科目「GFBの実践」(藤原なつみ准教授担当)において、大分県臼杵市でのフィールドワークを実施しました。
臼杵市は大分県南東部に位置し、豊後水道に面した臼杵湾、肥沃な土壌や森林、それらに育まれた豊かな水資源を背景に、独自の食文化を形成してきました。特に「発酵・醸造文化」「環境保全型農業」「伝統料理」が高く評価されており、2021年には九州で唯一、食文化創造都市としてユネスコ創造都市ネットワーク(食文化分野)に加盟しています。今回のフィールドワークでは、臼杵市役所協力のもと学生たちが市内各所を訪問し、地域の食文化について理解を深めました。
1日目は、醸造業の地場大手3社の富士甚醤油株式会社、フンドーキン醤油株式会社、カニ醤油合資会社がそれぞれ運営するアンテナショップや小手川酒造株式会社を訪問し、発酵・醸造文化やその魅力発信の取り組みについて学びました。夜はウスキアートハウス代表の河野理恵氏から、臼杵市での食に関するイベントや地域活性化の取り組みについて話を伺いました。
2日目は、富士甚醤油株式会社の醤油工場およびフンドーキン醤油株式会社の味噌工場を見学。担当者から醤油や味噌などの製造工程について説明を受け、発酵・醸造業への理解を深めました。臼杵市土づくりセンターでは草木類と豚ふんを主原料とする完熟堆肥「うすき夢堆肥」の製造工程や同市が推進する環境保全型農業について学びました。さらに、小手川商店と旬彩処関乃家にて伝統料理を味わい、質素倹約の精神に根ざした地域の食文化を体験しました。
その他、国宝・臼杵石仏を拝観後、JAおおいた南部営農経済センターのピーマン選果場にて新鮮な野菜を消費者に届けるための取り組みについて学習するなど、臼杵市の食・文化・歴史を多角的に学ぶ充実した2日間となりました。
参加した地域共創学部で同プログラム3年の三浦未来さん(宮崎商業高校)は「これまで知らなかった臼杵市の魅力にたくさん触れることができ、食文化創造都市としての魅力や活動について学ぶことができました。郷土料理のきらすまめしなどをこれから先も残していくためには、臼杵市民だけでなく私達にできることもあると感じたので、今後の学びを通じて考えていきたいと思います」と話しました。

【グローバル・フードビジネス・プログラム】



