福岡市の建設現場で「熱中症リスクの事前検知」を実証

 理工学部情報科学科田中康一郎教授情報科学研究科情報科学専攻博士前期課程同研究室の1年生2名および4年生4名が、福岡市の公共工事現場において、熱中症リスクの事前検知に向けた実証プロジェクトに参画しています。本プロジェクトは、「mirai@(ミライアット)」として実施します。

 同市道路下水道局は、地下での作業を伴う環境下で、気温や湿度に加え、二酸化炭素濃度などの影響を受けやすいため、従来の熱中症対策では、作業員自身の体調申告に依存する側面があり「熱中症リスクの事前感知と早期発見」が課題となっています。

 同研究室は、データに基づく判断により、自覚症状が現れる前にリスクを捉えることを目指し、新設中の雨水管工事現場で「熱中症に起因する災害事故ゼロ」実現に向けた実証実験を行っています。気温・湿度・CO2濃度・機械表面温度などを測定するセンサを用いたIoT技術を活用し、作業員の身体状態や作業環境をリアルタイムで把握する仕組みを構築し、取得したデータをクラウド上で共有することで、現場責任者が作業環境を客観的に把握できる体制づくりに向けて検証しています。

 実施開始に先立って、実証フィールドとして提供いただいた現場を訪ね、熱中症対策に関する作業員の方の課題意識のヒアリングや現地の事前調査などを行いました。

 学生たちは、データ分析やシステム運用に携わっており、実社会の課題解決に直結した実践的な学びの機会となっています。また、本取り組みの成果は、卒業論文や学会発表として報告される予定です。

【情報科学研究科/理工学部/産学共創・研究推進本部】

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