雨庭の役割を現地で調査

 10月9日(金)、雨庭※について学びその普及を目的とした本学建築都市工学部都市デザイン工学科の学生を中心とする研究グループ「あめにわがかり」が、雨庭の維持管理について調査するため、新宮町立新宮北小学校、古賀市立舞の里小学校および地元企業(株式会社立花建設/糟屋郡)の雨庭を見学しました。

 新宮北小学校は2016年に「スマート・スクール」として開校し、雨水の貯留・浸透・活用を取り入れた学校施設として整備されました。同学科の山下三平教授は、同校における雨水貯留システムや雨庭の機能を継続的に観測・評価し、都市型水害対策や分散型水管理の研究を進めています。

 同じく雨庭を導入する舞の里小学校での調査では、雨水の滞留や小さなカエルを多数確認し、雨庭が生き物の生息環境として機能している様子を観察しました。

 株式会社立花建設の敷地内に整備された雨庭では、雨庭が持つ環境保全機能や景観形成機能について学びました。公共施設だけでなく民間企業でも雨庭が導入されている事例を見学することで、地域全体で雨水を管理する取り組みの重要性を再確認しました。

 今後も「あめにわがかり」では、現地調査や情報発信を通じて雨庭の維持管理に関する知見を蓄積し、持続可能な水環境づくりや生物多様性の保全に向けた取り組みを継続していきます。

※雨庭:雨水を貯留・浸透させ、都市の緑化にも貢献する庭のこと。近年、都市型水害対策や生物多様性の保全に有効として注目されている。

【都市デザイン工学科】

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